吉田包装店

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竹について | 岐阜県可児市にある竹皮、竹の皮の販売、買取を行う「吉田包装店」

竹について

竹について

竹について

竹はイネ科タケ亜科の多年生植物の総称。長く横にはう地下茎から地上茎がまっすぐに伸びます。
茎には節があり、節と節の間は中空で、地下茎から出た若芽を竹の子といい、食用にします。
花は普通数年から数十年の非常に長い周期で開き、地上茎はその後枯れます。小形のものを一般に笹(ささ)と呼んでいます。
竹の種類も数多くありますが、食品包装としての竹の皮が取れるのはわずか5種類ほどです。その中でも包装用に最も多く用いられるマダケはイネ科の竹で、高さは約20メートル。 茎は太く、節に環状の突起が2つあり、節から枝が2本出て、5、6枚の葉が手のひら状につきます。
夏に出る竹の子を食用とし、やや苦味があり、皮は平滑で黒い斑紋があります。茎を竹刀(しない)・弓・尺八・物差し・バレンや建材に利用しています。

竹皮の特徴

竹について

竹の皮には抗菌力があり、食品の保水性も抜群です。
特徴としては、保存に優れ(腐りにくい)、乾燥しにくく(蒸れない)、変色しにくため、食品(おにぎり、お肉、お寿司)などの長時間保存には最適です。
また、竹皮の表面は石畳のような特殊な蝋質なので通気性、撥水性が高く、魚やちまき等の蒸し料理などの容器としてもご利用いただけます。小豆などを煮る時なども、竹皮の一欠けらを入れておくと短時間で煮え、煮魚を料理する時、鍋の底に敷いてい煮ると煮崩れが少ないと言われています。
竹皮が取れる竹にも、マダケ・モウソウチク・ハチクなど種類が多くあります。
マダケの皮は平滑で黒い斑紋があり、まったく毛がなく滑らかなものが、包装用に用いられる種類が最も多いと言われています。

竹皮の出荷工程

竹皮拾い
竹皮拾い

竹皮の落ちる時期は梅雨時で、例年6月中旬から7月上旬の頃。 晴れた朝落ちるので、かびさせないためにも午前中に拾います。

仕入れ
仕入れ

上質の竹皮を仕入れます。

丈選り
丈選り

長さを9段階ぐらいに分別します。

水かけ
水かけ

同じ長さのものばかりを束ね、水をかけて一晩おきます。

伸皮
伸皮

湿った状態で型に沿って、手で1枚ずつ伸ばします。

乾燥
乾燥

適当な大きさで縄で縛り、天日でよく乾かします。

幅選り
幅選り

10種類ぐらいの幅に選り分けます。 裏側もよく見て、2等品、3等品も選び出します。

仕上げ
仕上げ

幅を順番に揃え、1kg程度の大きさに縄で縛ります。