竹について
竹の皮には抗菌力があり、食品の保水性も抜群です。
特徴としては、保存に優れ(腐りにくい)、乾燥しにくく(蒸れない)、変色しにくため、食品(おにぎり、お肉、お寿司)などの長時間保存には最適です。
また、竹皮の表面は石畳のような特殊な蝋質なので通気性、撥水性が高く、魚やちまき等の蒸し料理などの容器としてもご利用いただけます。小豆などを煮る時なども、竹皮の一欠けらを入れておくと短時間で煮え、煮魚を料理する時、鍋の底に敷いてい煮ると煮崩れが少ないと言われています。
竹皮が取れる竹にも、マダケ・モウソウチク・ハチクなど種類が多くあります。
マダケの皮は平滑で黒い斑紋があり、まったく毛がなく滑らかなものが、包装用に用いられる種類が最も多いと言われています。
竹皮の落ちる時期は梅雨時で、例年6月中旬から7月上旬の頃。 晴れた朝落ちるので、かびさせないためにも午前中に拾います。
上質の竹皮を仕入れます。
長さを9段階ぐらいに分別します。
同じ長さのものばかりを束ね、水をかけて一晩おきます。
湿った状態で型に沿って、手で1枚ずつ伸ばします。
適当な大きさで縄で縛り、天日でよく乾かします。
10種類ぐらいの幅に選り分けます。 裏側もよく見て、2等品、3等品も選び出します。
幅を順番に揃え、1kg程度の大きさに縄で縛ります。